あなたのこころのグラスが満たされる46のこと 7/46🎁

お疲れ様です!

8月16日まで何か楽しいことをしたいなと思い、こころのグラスを一人でも多くの方が満たせる何かをしようと決めました😊

夏休みなど、長期休暇で職場を離れてリフレッシュする方も多いのではないでしょうか。実家に帰省したり、海外に行ったり✈️、温泉でまったりしたり♨️

普段、患者様の為に全力を尽くしている分、休日は自分の為に思いっきり時間を使いたいですね😉

これから、夏休みを検討している方の参考になればと思い、私の夏休みの経験をお伝えします。

夏休みその2

夏休みその1はこちら 壱岐とトルコ旅行のこと↓↓

https://bekankan.com/coach/あなたのこころのグラスが満たされる46のこと-3.html

 

旅行じゃない夏休みもありました。

◻︎マザーテレサさんの施設でボランティア イギリスでマザーハウスでボランティアができると聞き、ずっと行きたいと思っていました。

 

◻︎勤労奉仕 皇居で4日間草むしりなど 天皇皇后両陛下のお姿、お言葉一語一語が愛にあふれていました。

◻︎ビューティワールドでオーガニック製品の販売 ビックサイトで開催されるビックイベントで愛用しているオーガニック製品のブースに立ってきました。

◻︎一人暮らしの大叔母に会いに行く 90歳を過ぎても一人暮らしをしているかっこいい大叔母に会いに行くのは、とても楽しみでした。
など。

マザーハウスのこと

マザーハウスでボランティアしたい!という思いを叶える機会を作り、カルカッタへ。

インド人宅にホームステイしながら、ボランティアするというプランがありました。いつくかの施設がある中で「死を待つ人の家」へ行きました。

荷物置き場を案内された後は、周りを見て必要そうなところに動いて行きました

わからないことは聞きながら動く。病棟のようにメンターはいません。

朝の配食、配薬、シャワー介助、シーツ交換、回診介助、処置諸々、昼の配食、配薬など。3日くらい経過した頃、私が日本人ナースと知られ、配薬や注射も課されました。

 

配薬は、緊張しました。なぜなら、名前も知らない人への薬を渡され、このベッド番号へ持って行ってとシスターから指示されたから。この番号の人が本当にこのベッドの人だろうか?と不安でした。カルテを見せていただいて、内容など確認しました。同じ薬で同じ容量なのに、半錠の人と1錠の人がいたり、色や形が違うので、シスターに質問したら、いろんな国からくすりが来るから違うんだと💊

シャワーは毎日!シーツ交換も毎日! 確かに暑いけれど、日本の病棟では、毎日入浴介助ができず、多くて3回/週で精一杯だったので、インドの施設で毎日なされていたことは衝撃でした。日本の看護も頑張らなきゃと思いました。疾患や治療を優先しなけれないけない時がありますが、病棟でももっとできることがあるんじゃないかと思いました🚿

ドイツ人ナースがいて、私もナースよ!と話しかけてくれ、シーツ交換をナースとして次々と一緒にこなしていくのは楽しかったです😊 シーツ交換のポイントは同じでした!

動けない方をシャワー室まで移動するのは抱っこなど。お一人、体が伸びない方がいらして、よくよく拝見すると、ストリートに座ったままの格好で両下肢が拘縮していました。体育すわりのまま、体が固まっていたのです。

褥瘡や怪我の包交もありました。Drが傷口の蛆虫を、鑷子で除去。これには、参りました。生きている人に蛆虫がいた😨

一人の女性には、大きな褥瘡が臀部にできていました。デブリの時、ドイツ人ナースが対応していたのですが、痛みに耐えかねて叫んでいる方をドイツ人ナースが支えていました。そして、そのナースは声かけだけでなく、その方に語りかけるように歌を歌っていました。

 

 

綺麗で痛みが和らぐような歌✨

施設中に広がる彼女の歌に、こんな看護があるんだ!これも看護だ!看護の気持ちってこれだ!と強く感じました。

 

 

点滴ルート確保は、難しかったです。肌の色が違い、血管が青く浮いておらず、全く見た目で血管を探せず、触って探すのよ、ほらここ!と血管部位を教わりながらでした。注射・点滴は比較的得意な方でしたが、ところ変われば何にもできませんでした😓

お見送り

ある日、最期が近い人がいました。すでに、声かけになんとかうなづく程度。

点滴、酸素投与、SATモニター、他の人から少し離れたところへ運び、付き添いました。おそらく、点滴も酸素もモニターも最期の数分間の使用は、治療というより愛。最期に、ストリートで亡くなるのではなく、ケアを受けることができたと思っていただくことが大切なのかなと感じながらお付き添い。お返事はありませんでしたが、いろいろお話しさせていただきました😌

数分後、息を引き取られました。死後の処置をさせていただき、お身体を包み、安置所へ。

どうして、インドまで来て死後の処置を・・・、こんな悲しい場面に居合わすことになったのかしら・・・と思っていたのですが、安置所にご遺体をお運びして見上げた大きな壁画にイエス様がおられ、メッセージが書いてありました。(もしかしたら聖書の一部だったのかも)

「神様のもとへ行くお手伝いをしてくれてありがとう」(当時の私の英語力でこのように読み取りました)と書いてあり、ああ、私は悲しい場面に関わったのではなく、この方が神様のところへ行くお手伝いをしたんだと思うと、なんてありがたいことをさせていただいたんだろうという気持ちになり、改めて、ご冥福を祈りました。

それから、病棟での死後の処置への向き合い方が変わりました。

今生での人生、お疲れさまでした。どうぞ安らかに。今、関わらせていただき、ありがとうございますという気持ちを本当に抱きながらすることができました。病棟で、他の患者様や決まった時間の処置などがある中で、死後の処置をしますがご遺体と向き合う時は、「死を待つ人の家」でのことを思い出します。

自分の看護、伝えている看護について考える貴重な時間でした。

ボランティアの合間に、映画館に行ったり、美味しいレストランや雑貨屋、ホストファミリーの実家や歯科について行ったり、インドに触れる時間もあり、国籍問わない出会いも楽しく、濃いカルカッタの滞在でした。

行ってよかったです。他にもインド話は尽きないので、お会いした時にでも聞いてください!

 

ボランティアをする夏休みを考えることであなたの心のグラスが満たされますように 7/46✨