ナースコーチ®中村暁子

中村暁子

B.K.K 代表

京都府出身 神奈川県在住
ナースコーチ、オーガニックインナービューティーアドバイザー、ドレスセラピスト

経歴

1994年 京都府立医科大学付属看護専門学校(現、京都府立医科大学看護学科)卒業
1994年 京都府立医科大学付属病院入職
1999年 イギリス留学
2001年 聖マリアンナ医科大学付属東横病院入職、開院に伴い川崎市立多摩病院へ異動
2013年 会員制倶楽部医療相談室に入職
2014年 コーチングアカデミー東京校インストラクター

取得資格

  • 看護師免許
  • ICA国際コーチ協会コーチングアカデミー東京校インストラクター
  • ICA国際コーチ協会コーチングアカデミー認定ポテンシャルコーチ
  • 味方学ワークショップファシリテーター
  • 魔法の質問認定講師
  • ねぎらいセラピスト
  • 米国NLP協会認定マスタープラクティショナー
  • 一般社団法人マンダラエンディングノート普及協会認定マンダラエンディングノートファシリテーター
  • 一般社団法人法人日本医療コミュニケーション協会認定マスターコミュニケーションアドバイザー
  • ドレスセラピスト協会認定ドレスセラピスト

看護師になるきっかけ

高校2年生の冬に、スモーキーマウンテンで生活する少女が、食べるものもままならない中、医者になって周りの人を助けたいと話している姿をTVで観ました。
当時、将来の夢がなかった私は、その少女の言葉に大きく胸を打たれました。
なぜなら、私は食事に困らず、家もあり、学校に通っているにも関わらず、将来の夢がなかったからです。
その少女が頭から離れず、少女の夢を叶えたいと思いました。そのために海外青年協力隊になることを調べ始めたことから、日本にも助けを必要としている人がたくさんいること、看護師不足が深刻なことを知り、まずは日本で看護師を目指し、身近な人を助けたいと考え、看護学校に進学しました。

看護師の経験

卒業後、最初の配属は大学病院の手術室。
尊敬する先輩と同期に恵まれ、社会人とは?仕事とは?そして、全身の治療を外科的側面から学びました。

5年間の手術室勤務をしていましたが、高校生の頃に抱いていた海外青年協力隊への夢が消えませんでした。しかし、手術室経験のみの看護師として参加するのは狭き門であることを知りました。

そこで、英語を話せるようにしてから参加しようと、まずはイギリスへ語学留学しました。

帰国後は、病棟経験を積むために病棟勤務を希望。
病棟最初の配属は整形外科病棟でした。
手術室での経験があったため、周術期の学びが深まり、またプリセプターや環境に恵まれ、病棟看護、看護過程の展開も楽しく学びました。
その後は、脳神経外科、神経内科、肝臓内科、耳鼻科、歯科口腔外科、眼科など混合病棟で経験を重ね、病院増設に伴う閉院と開院にも携われたことは貴重な経験でした。

病棟で患者様の生死に関わる中で、人生の最後に「生きていて良かった」と思えるお手伝いがしたいと思いながら、仕事していました。
手術室とは異なる看護の奥深さや楽しさ、やりがいを感じ、徐々にチーム作りや病棟作りに力を注ぎ始めました。

看護主任として

そして、主任になり、看護学生や新人ナース、スタッフ教育にさらに深く関わりました。
最初は、全く興味のなかった臨床指導でしたが、看護学生の頑張りに感動したことをきっかけに、看護学生を応援したい、看護学生の味方になりたい、一人一人が目指す看護師になれるように関わりたいと思い、臨床指導が大好きになりました。
実習で「看護が楽しい」という経験があると、仕事をしてから辛いことがあっても乗り越えられることが多いという教えから、学生が実習を楽しかったと感じられる環境作りに努めました。

そんな中、多くのリーダー層の看護師が疲弊し、退職していく現実を目の当たりにしたことがありました。
看護師になるために実習を頑張る学生と、一方で患者様や病棟、病院から頼りにされる存在の看護師が退職していく現実を見て、看護の現場をどうにか気持ちよく働ける場にしたいという思いが湧きました。

ナースコーチになるきっかけ

ある救急対応中に、一歩処置室を出たら、退院した患者様が顔を見せに来てくださっていました。お一人で杖で立ってご挨拶してくださり、心を落ち着かせて来てくださったことに感謝の言葉を伝えました。
また、一歩ナースステーションを歩くと、医師から指示が出て頭を切り替えてすぐに対応。
また一歩進むと、今度は看護学生が担当患者様のことで相談に来ました。臨床指導者の立場に戻り、状況確認して対応。そして、また救急対応に戻る。

こんな状況は稀ではなく、看護の現場では、救急対応やお看取りの後など構わず、別のナースコール対応で笑顔を作り、医師やスタッフ、患者様の対応も何もなかったかのように場面毎にこなすことがあります。
その時は、自分の感情を出さない、または出せないことが多く、無意識にその時の感情がたまり、心が疲れていく看護師が多いのではないかと考え始めました。

自分もその一人だったと気づいたのは、ずいぶん後でした。救急対応した患者様やご家族への想いを話す場もなく、話したいと感じる間も無く、時間が過ぎましたが、後からその場面を思い出して涙が止まりませんでした。
40代女性、脳梗塞発症後のリハビリ病院転院前、離婚後、10代の子ども二人。呼ばれた家族はしばらく会ってない叔父様と10代の子ども。バイト先から呼ばれた子どもは母の状態を前に立ちすくんでいた救急対応でした。

看護師は現場で声を出して働いていますが、感情を吐露したり、じっくり話を聴いてもらう時間や環境が少ないと感じます。
また、同僚とのおしゃべりや上司との面談がありますが、やはり言いたいことをじっくり話したり、本当の自分の答えを導き出すことが容易でないことが多く、信頼している上司であっても立場があるがゆえ相談しにくいこともあります。

そこで、コーチングを用いて話を聴き、寄り添い、ねぎらい、味方になることで、一人でも多くの看護師さんが前向きになり、自分で選んだ看護師の仕事を続けていけるお手伝いができればと思い、ナースコーチとして活動することを決めました。

もともと話すことが大の苦手であったため、臨床指導を始めた頃に、看護の楽しさや奥深さを有効に伝えたいと思い、「話し方」「ほめ方」講座受講を機にNLPを学びました。その後コーチング、更に「魔法の質問」と「ねぎらい」に出会いました。

そして、お一人おひとりがご自身で選んだ看護の道をコーチングで支えたいと考え、2012年にナースコーチとして活動することを決めたのです。

現在の活動

看護師個人へのコーチングセッションや、看護師及び医療・介護従事者を対象にコミュニケーション講座などを開催、2014年からコーチングスクールのインストラクターとしても活動。

これらの活動を通して、看護師の仕事を楽しくやりがいをもって続けるためには、コーチングだけでなく身体面へのアプローチや外面を磨くこともお伝えすることが必要であると考え

  1. 心と頭はコーチング
  2. 身体面はオーガニックインナービューティ製品
  3. 装いはドレスセラピー

この3本柱でお一人おひとりに合わせたアプローチをしています。

 

お気軽にお問い合わせください。

メールでのお問い合わせ