スピリチュアルケア実践講座の学び② デストライアル
お疲れ様です。病院では新人ナースが一人立ちをする頃ですね。
緊張している新人ナース、見守るメンターさんやプリセプターさん、お疲れ様です!
今年の4月から大慈学苑で「スピリチュアルケア実戦講座」を学んでいて、心に響く学びなので少しずつ内容をシェアできたらと思っています😉
講座では、死に向かう過程はこころとからだの変化に伴い、大切なものを手放していく、手放さざるをえなくなる時間なんだと思い至りました。病気や老いの状態に合わせていかにご本人に看護の視点で寄り添うか・・・が大切なんて思っていたら、それがなんてぬるい戯言だったのかと猛省😓
「デストライアル」
大切なものや人をひとつずつ1枚の紙に書いて、死に向かうストーリーの中で順番に紙を握りつぶして手放していくワーク。死の過程を体感した感じです。
紙を握りつぶす作業に胸を痛めながら、残った最後の1枚も握りつぶしました。
最初は
この人にはあの人がいるから、私はそばにいなくても大丈夫!
これは別に取り組まなくても大丈夫!
これは無くても大丈夫!
のような感覚で手放していきました。
手放す基準が、大切だと思うものや人に自分がどれだけ必要か?だったことは新たな気付き☝️
でも、最後まで大切にしたかったのは「A」さん。
なぜなら
「看取ってもらいたい。私を看取った後も元気に生きてくれる人だから大丈夫」
と思っていたからなのでした・・・そんなことを思っているなんて知らなかった( ̄O ̄;)
死を目の前にすると色んな気付きがあったり、物事の見方が変わることを実感。
一緒に取り組んだ方達の最後に残ったのは、子どもだったり、海や土など様々。
「デストライアル」で自分の死の過程を感じて思ったのは
□自分にとって本当に大切なものは何か。
□目の前の人に「生きてきて良かった」と思ってほしい気持ちが、自分の価値観の押し付けではいけないこと、本当に相手が大切にしていることをどれだけ大切にしてあげられるか。
患者様と関わる時に、症状にばかり目がいき、身体的なニーズを満たすことに看護しますが、同時にその人が大切にしてきたことや大切にしていきたいことを大切にし続けることができるようなして視点も身につけていきたいと思った講座でした。
とは言え、
講座が濃くて濃くて、頭と心がざわざわ、もやもや、ぐるぐるですσ(^_^;)
スピリチュアルケアについてお話しできる方と繋がっていきたいなと思っています😊