エンディングノートに携わって感じること
最期を考える 介護が必要な状況になったらどうしたいか?
終末期をどう過ごしたいか?
どんな病院でどんな医師とどんな看護師と治療したいか?
何が何でも、最先端で、できる限りの治療をしたいか?
病気も自然の出来事と捉え、抗わないか?
臓器提供する?
こういうことを考えざるを得ない時に考えるのは、遅いねん。
だって、介護が必要になってからとか終末期に、自分の意思を自分で伝えられるかどうかなんてわからへんから。
また、痛みや不安を感じながら、人生の終末期をどう過ごしたいか考えるって、なかなか過酷やと思う。
治療を受けながら、延命治療をどうするかを判断することも辛いやろなと思う。
もっと生きたいって願うかもしれんし、もう苦痛から逃げたいと思うかもしれん。
心にも身体にも心配事や不安のない時に考えといた方が、絶対にいいと思う。
エンディングノートエンディングノートを70歳以上の方は意識しているんやそう。でも、実際に書いている人は5%にも満たへんらしい。 毎年、毎月、毎日の目標を考えるように、人生の指針となるエンディングノートは、年齢に関係なく、子どもの頃から書いといていいと思う。 なぜなら、核家族が多い現代で身近な人の死を経験することは少なく、死を考える時間をあえて作らないと考える機会がないから。 そうは思っていても…、どのエンディングノートを選んでいいかわからず、書き始めるタイミングや時間がない人も多い。 ひとりで書くのも大変そうに思う。 マンダラエンディングノートに出会って、3年近くになりました。 毎月、数人で集まって書いています。 介護や財産、葬儀など、色んなテーマに分かれていて、質問に答えながら書いていくノート。 不思議と、考えたことのないテーマでも書き進めることができます。 そして、一緒に書いている人の内容も聞くことができるのが、いい学びです。
書くうちに・・・ 今まで関わってきた患者様たちはどんな想いだったんだう? 実際はどんな状況だったんだろう? と、知らなかったり、気づいていなかった自分を知りました。 ロイやヘンダーソンなどの看護理論を使って、患者様をアセスメントしていましたが、エンディングの分野からも患者様を見る必要があったなぁと思います。 今のニーズを知り、看護展開する事は必要。 それに加えて、急性期からエンディングの想いをくみとった看護展開も必要じゃないかと、今更ながら思います。 ひとりの人として、家族の一員として、社会の一員として、医療や介護を受けるものとして、そして、看護師として、エンディングノートの必要性を感じた最近です。 ご案内看護師で病棟でエンディングノートを活用している方や、ケアマネージャーで訪問してエンディングノートを活用している方もおられます。 ともにエンディングについて考える機会が全国各地で開催されています。 ※直近のマンダラエンディングノートワークショップは6月14日@代々木 ※マンダラエンディングノートファシリテーターによる国内の他の会場での情報はコチラ
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最期までお読みいただき、ありがとうございました。今日は関西弁混じり。 (アツくなると関西弁になる傾向アリ) 中村暁子 |